
A-SHA Mai Yamane
Wake Up Call
不謹慎にきこえるかもしれないけど、
そんな気持ちになるような揺れだった。
私はその時、めずらしく隣の町にいて。
長〜い停電。
外に出ると降るような星たちの煌めき。
普段は一晩中あかりのある街だから、こんな夜空は見えないはず。
私はなんだか全く動揺しなかった。
人の”気持ち”の層が噴火してるのを俯瞰で見ているような感覚。
これって、人間の胸の奥にあるトーチみたいなものがこれから止めようもなく共鳴し始める、その合図みたいだなと思いながら、信号機の止まった街を歩いた。
明けて今朝の富士。
「この世は想念の束でできている。」ラマナ・マハリシ
